当公社は昭和40年8月に、西北神地区等における宅地開発をはじめ市内一円での住宅建築の活発化に伴い、神戸市水道局と連携を保ちながら給水管布設の増加等に対応するため「財団法人神戸市給水普及協会」として設立、同年11月1日より業務を開始しました。
その後「市民皆水道」が昭和60年6月に達成されたのを機に「財団法人神戸市水道サービス公社」に改称し、事業の重点も管工事主体から水道メーターの検針・徴収業務・メーター取替業務に重点を移し、主要3事業としてきました。 平成25年4月には、公益法人制度改革により一般財団法人に移行しましたが、この時期に公社の主要3事業に順次競争性が導入されて業務量が減少し、事業構造の変革を進める必要が生じたため、事業の将来性など様々な観点から検討した結果、神戸市水道局や周辺の水道事業体等でニーズの高い工事監理(設計・積算・監督)業務や、指定給水装置工事事業者の更新事務及び講習会開催事務等の水道法関連事務等に着手することとしました。
令和2年3月に策定した中期経営計画2023においては、「①経営の継続的安定化、②広域連携・他事業体の支援などの技術的業務等の事業拡大、③ガバナンスの強化」を目標として掲げ、公社の核となる事業を従来の管理的業務から技術的業務にシフトさせていくことを前提に、行動計画、人員計画、収支計画を定めています。(目的)
神戸市内の水道の円滑な利用促進と適正管理に関わる業務や国内外の水道事業を支援する業務を通じて、市民の福祉の向上と神戸市の水道事業の合理的な運営に寄与することを目的としています。